菓子パンの話

コンビニやスーパーでよく目にする菓子パン。
しかし実は本来の菓子パンの定義から外れているものが多い。

本来日本における菓子パンはイーストではなく、「酒種」を用いたものをさす。
しかしスーパーに並んでいるもののほとんどはいわゆる「スィートブレッド」なのでR。

酒種を用いた方法は明治頃に日本で開発されたそうだが、結構手間がかかるのと
独特の香があるので、現在ではあまり用いられていない。
米麹を使うので結構ヤヤコシヤなのだ。


現在の主流は、発酵でよく膨らみボリュームのあるパン。
中種といって発酵種をあらかじめ仕込んでおくことで、生産の省力化を図っている。

アタクシ個人的にも、パンを教える時は時間の都合上、どうしても中種法が多くなっている。
時間が存分に使えるのであれば、酒種法で本来の菓子パンを教えたいと思う今この頃なのだ。


ちなみ手軽に酒種法のパンを食べたいならば、銀座の木村屋にいくと各種オイシイパンがそろっている。