エティックとエミック

簡単に言ってしまうと、「周りが考えている」ことと「自分が考えている」ことの違いである。
文化人類学という本を読んでいるとこんなことが出てくるのでR。
最近文化人類学や哲学の本を、あらためて読み返している。



たとえばある人が「あの民族は動物はけがらわしいから食べてはならない」と考えていたとしよう。
でも実際、その民族は「栄養を得るためにこっそりと食べている」といったようなもんだ。


普通の人間社会にも同じことが言えるのではないかと、
この頃ふと物思いにふけっているあっしなのだ。


あいつは恐らく自分のことがニガテな人だな〜とか
電車の席で、向いに座った人2人がなんかコソコソやっている。
私のことを言ってんじゃないかなど、ヒトはよからぬ考えをしてしまうのだ。


でもこれは理性を持った人間だからできる素晴らしいこと。
サルや犬には恐らくできないであろう。


かならず物事には「外ッ面」と「内ッ面」がある。
ちょっとした場面でエティックとエミックを考えてみると
なかなか面白いし、変に納得できる。


ちょっと視点を変えることで、苦労することもできるし、楽になることもできる。
う〜ん面白い。